ビジネスと占星術?と驚かれるかも知れませんが、ビジネスマンが占星術を利用してリスク管理などを行うことは、古今東西、特に珍しいことではありません。このコーナーでは、ビジネスに役立つ「ミシェル式西洋占星術」を毎月連載でお届けします。
今日は占星術家らしく、海王星をキーにして世代の話をしたいと思います。
海王星は地球からするとずいぶん遠くの天体になりますが、西洋占星術では“時代のムーブメント”を読み解くポイントとなる天体です。
また、海王星は1つの星座に14年くらい滞在することから、ひと回り強の世代の傾向をみることもできます。
例えば、今の25才~37才くらいの世代(1985年~1997年生まれ)は、海王星を山羊座に持つ世代だから云々…というように。
さて、時代のムーブメントを読み取ることができる海王星ですが、そのシンボルは『共鳴力・幻想や理想・曖昧な境界線』というものです。
こう書くだけでも、なんだかもやもや曖昧な雰囲気が漂いますね。確かに、深い霧の中にいるような感じ…が海王星っぽい作用なのです。
前置きが長くなりましたがこれからが本題。
前出の、25才~37才くらいの世代(山羊座の海王星世代)は、社会では新人さんから活発な中堅世代というところでしょうか。
しかしこの世代は皆んな、海王星が山羊座にあることから、秩序や形式を曖昧な形で体験しやすい世代になります。ちょうど“ゆとり世代”もここに入ると思いますが、まさにそんな感じ。
守られるべきことがちゃんと守られない(守って貰えない)危うさを孕んだ世代でもあります。この世代が学生の頃には不登校などがかなり増えたと思いますし、必ずしも登校ありきではなくなっていったと思います。しかしそれと同時に、発想が柔らかく、古い価値観に囚われないユニークな感性の世代でもあります。
きっとどこの職場にもこの世代は沢山いると思いますから、観察してみるとなかなか興味深いかもしれませんね。
とはいえこの世代は、山羊座の海王星という要素から、時に被害者にもなりやすい傾向もある世代で、生活力を身につけていくのが他の世代より大変かもしれません。
またその上、38才~51才くらいの世代は、海王星を射手座に持つ世代です。現在、まさに社会を牽引している世代でもありますね。
この世代は射手座の海王星を持ちますので、夢や理想を追いかけていきたい世代です。
前出の下の世代からすると、自由にのびのびやりたい感が強く、実際にこの世代は動きもグローバルなはずです。→下の世代より海外への渡航欲も大きいと思います。
そしてまたその上、52才~65才くらいの世代、この世代は海王星を蠍座に持つ世代なので、ベクトルの先にお金(経済)がある世代でもあります。→今の25才~37才くらい世代からすると、かなり違う雰囲気ですよね。
わかりやすいところでは、バブル時代を体験している世代でもあります。組織では上層部にいることも多い世代であり、すでにリタイアしている人も多い世代と思われますが、損得という観念に敏感な世代です。この世代が作ってきた組織の中で、次の世代が受け継ぎ、そのまた次の世代が受け継いで、、と、きているわけですが、この世代からすると、38才~51才は理想を語るわりに現実味がなく見えるかもしれませんね。そしてその下25才~37才に至っては、頼りなく思えて仕方ない…という風に見えてしまいそうです。
どれが良いとか悪いとか、どれが正解か…などという事はナンセンスです。
無意識のうちに、人は自分を基準として他者を見比べるので、どうしてもそんな風に見えてしまう…といった事が起こるわけです。
とはいえ、“その世代全体が持つ運命的な傾向”というものがあることを、天体は示唆していると思います。
ミシェルメイ美菜子☆
自分も身近な周囲も活気づいて、とっても前向きムードな今月、チームで行なう仕事は特に上々でしょう。忙しいけど張り合いがいっぱい!といったタイミングです。新しく良い縁も作りやすいので、気負わずに楽しんで過ごして。
明るい気分で過ごせる今月は、本来の行動力とフレンドリーさが功を奏でるタイミング。何か新しいチャレンジも起こりそうです。そんな中、新たな自分の居場所を見つける人も多いでしょう。あなたらしく伸びやかにいきましょう。
今月は人間関係全般が好調です。信頼関係を深めたり新しい人脈を作ったりと『繋がり』がテーマになりそう。レジャー運気も活発なので、イベントの予定は積極的に入れてOK。また一方で、スキルアップの為の学習にも向く時です。
決断力が冴える時です。いつもなら「どっちがいいかな」と迷う事も、今はサクサクと判断していけるはず。そんな自分を信じていきましょう。仕事が忙しくなりそうですから、スタミナ配分は上手にしていきたいところです。
仕事面で何か朗報がありそうです。仕事面は全体として好調に進める時なのです。今まで少々溜まっていたこともスムーズな波に乗れるでしょう。とはいえ、遊びの分野は思うほど盛り上がらないかもしれません。遊びより仕事かも?
仲間からの応援が効いてくる今月は、さまざまな場面でアイデアを自由に表現していきたい時。但し、気分にはちょっとムラがある時なので、気持ちの振れ幅が大きくならないようにしたいもの。生活リズムが乱れないように配慮して。
今月はダイナミックに動けば動くほど、答えを得られる時ではありますが、あなた自身の集中力が散漫になることもあるようです。今だ!というタイミングに気が散る材料が出てきたり、少しじれったいこともあるかもしれません。
仕事が重圧のように感じやすい背景のある今月ですが、不意に朗報が入ったり、急に好転するなど、変化も起こりやすいようです。コツは1人で全部を抱え込まないこと。周りを巻き込むくらいの感じがちょうど良い時なのです。
自分のブラッシュアップに良い時期です。仕事に限らず美容の面も同様です。とはいえ今月は、スタミナ不足に注意も必要です。やるべき事もやりたい事も増えそうな時ですから、スケジュールを詰め込まない方が良さそうです。
今月は、自分で好きに動くよりも、周囲を見ながら、あるいは流れに任せていく方がお勧めの時。何か考えを主張する前には、その場の空気を読んでからにするのが賢明でしょう。また、資格取得の為の勉強にはとても良い時期です。
あなたの中に、やりたい事や今後への抱負が生まれてくるようですが、それを行動に移すのにはまだもう少し時間が必要のようです。思い描く段階の時なのです。またイベントシーズンでも乗らない付き合いはしなくてOKです。
色々なことをついネガティブに捉えやすいようです。考え過ぎて疲れてしまう事もあるかもしれません。こんな時は先を急がないことと、1人の気分転換をマメに入れていくことです。そしてスケジュール管理をしっかりしておくことです。
東京・自由が丘を軸に活動する
西洋占星術鑑定士・心理療法家。
短大卒業後、就職、結婚、出産子育てを経た後に、西洋占星術とユング心理学を習得、2003年より個人鑑定を始め、延べ5000人以上の鑑定実績を持つ。
ミシェル式西洋占星術は、占星術の観点だけでなく、心理的な側面も合わせて鑑定していく心のセラピーのような鑑定です。
西洋占星術の中でも“今をつぶさに解読するホラリー占星術”も駆使して解釈していきますので、運勢だけでなく現在に沿った具体的なアドバイスをしていく事が可能です。
ミシェル式占星術は、自分や運勢を知ることだけで終わる占いではありません。鑑定セッションではアドバイスが最も重要なものと考え、現状へのアプローチには心理的な作業などのアドバイスも重視しています。